汗とニオイのお悩みQ&A

実際には、汗の成分が直接ニオイを
発しているわけではありません。
汗のニオイを引き起こす原因とは?
汗の仕組みを分かりやすく解説します。

監修者:医学博士 五味常明先生

Q&A

  • Q1

    脇汗を止めても大丈夫?

    脇汗は体温調節のために必要と考えられてきましたが、実は、両脇で塞がれているため汗が蒸発しにくく、もともと体温調節にあまり影響がありません。さらに脇の汗は、体温よりも精神的な理由による発汗のために多汗になっている人が多いことから、脇汗は止めてもよいと考えられます。脇汗は、体全体から出る汗のわずか1%。1%の脇汗をコントロールすることで、「汗染み」や「ニオイ」を予防し自信や安心感を持って生活できるようになります。

  • Q2

    ニオイの原因は汗?

    「汗=くさい」と思っていませんか? 実は、汗そのものにはほとんどニオイがないんです。
    脇汗だって最初は無臭。でも、汗をかいてケアしないまま時間が経つと汗が酸化したり細菌に分解され、それがニオイの原因物質に変化して、汗臭いニオイや、ワキガのニオイを発するようになるのです。
    さらに、汗の量が多くなると汗を分解する細菌が増殖しやすい環境になるため、ケアしないままでいるとますますニオイを発生! 暑い時期やスポーツをしたときの汗のニオイが気になるのはそのためです。

  • Q3

    辛いものを食べて出る汗は
    ニオイにくい?

    汗を分泌する汗腺には『エクリン腺』と『アポクリン腺』の2種類があります。
    ほぼ全身に存在する『エクリン腺』から出る汗は、99%が水分であることから、サラサラしていてニオイが出にくい汗です。 緊張した時や辛いものを食べた時に手の平や足裏、脇などにかく汗は、このエクリン腺から出ています。汗の量が非常に多い「多汗症」もエクリン腺からの汗が原因です。
    思春期に脇や外陰部など、特定の部位に発達する『アポクリン腺』の汗も、かいた直後はほとんど臭いません。ただし、ケアしないまま時間が経つと肌の細菌が汗を分解して、「ワキガ」特有のニオイを発生します。また、粘りがあり色素成分も含むため、黄ばみや汗染み原因にもなります。

    Q2.辛いものを食べて出る汗はニオイにくい?
  • Q4

    「汗のニオイ=フェロモン」なの?

    汗を分泌する2つの汗腺のうち、『アポクリン腺』から出る脇汗のニオイ、つまり「ワキガ」は嫌なニオイの代表格。ところがこの「ワキガ」、元々は異性を引きつけるフェロモンの役割をしていたそう! ナポレオンが夫人に送った書簡に「今から帰るから、風呂だけは入るな」と書かれていたという話もあります。彼氏や旦那様に脇汗ケアについて相談してみたら、意外な答えが返ってくるかも?
    また、もう1つの汗腺『エクリン腺』からの汗は、体温上昇を防ぐ働きがあります。体温が上がると汗が分泌され、蒸発する時の気化熱が皮膚から熱を奪って体温を調節します。ただし、汗が多過ぎると汗染みの原因にもなるので、上手に付き合うことが大切ですね。

    Q3.「汗のニオイ=フェロモン」なの?